大阪商人の家に生まれ育ち、男女雇用機会均等法が実施された翌年に大学を卒業。大手食品メーカーに「女性総合職1期生」として入社しました。総合職の女性社員がめずらしかったこともあり、好意的に応援してくださる方々に囲まれ、忙しくも楽しい日々を送りました。相手の要望を聞き、その期待を超えて喜んでもらえることにやりがいを覚え、営業として課された数字は必ず達成していました。夢中で走り続け、気づけば5年が経っていました。一旦、休憩・・・と思い退職しましたが、程なく物足りなさを感じるようになり職探し。ちょっとした勘違いから司法書士事務所に入所しました。今度は気楽に働こうと思っていたのに忙しい事務所で、ビルの閉館時間になるまで仕事に没頭しました。挙げ句、猛勉強をして司法書士の資格を取得。自分が思うサービスを提供したいと考え独立しました。
以来25年、自分一人から始まった事務所は、良い出会いと多くの人々に支えられ、大阪・名古屋・東京に拠点を置き、所員も16人となりました。依頼者の「権利と財産」を守るため専門的な法律知識に基づき、不動産の登記、商業・法人の登記の申請、裁判所・検察庁・法務局等に提出する書類の作成等、幅広い業務をおこなっております。司法書士の役割は「依頼者にとって必要な手続きを適切かつスムーズに進める」ことであり、的確に淡々と事務作業をおこなっているイメージをお持ちの方も多いと思います。また、「どこの事務所に依頼しても同じ」と思われる方も少なくありません。しかし、私は創業当初から「三谷に頼んでよかった。この事務所に出会えてよかった」と思っていただける仕事を心がけてきました。それは、商売人の魂を受け継いだせいか、営業マンとして顧客に喜んでもらった経験によるものかはわかりません。とにかく関わった人に喜んでもらえるよう自分が持てるすべてを注ぎ込んできました。