三谷事務所 大阪オフィス 三津澤 順子

INTERVIEW

しなやかに、
気持ち良く。

司法書士は天職

「近所の人が司法書士で、話を聞いて良い仕事だと思った」。これが、司法書士を志すきっかけでした。誰かと戦う必要はなく、ルールに則って忠実に書類をつくる。自分の性格にも合っていて天職となりました。ただ、数ある司法書士事務所のなか、当事務所に入所できたことは人生で一番とも言える幸運だったと思っています。所長の三谷に出会っていなければ、今の私はありません。
司法書士の仕事は「ずっと事務所の中にいる仕事」というイメージでした。しかし、実際はお客様に会ったり役所や銀行に出向いたり、外出も多くあります。私は資格を取得したうえで入所しましたが、初めは失敗して注意を受けることもしばしば。切り替えが下手な私に対し、所長はカラッとした性格で何度救われたかわかりません。

やりがい

入所当初から非常に忙しい事務所で、書類の山を次々とこなすうちに仕事がおもしろくなっていきました。まだ役所に書類を提出しに行かねばならない時代のある大雪の日の出来事は今も忘れません。法務局までは駅から雪道を歩いて20分。駅でスニーカーに履き替え、書類を抱えて坂道を転げそうになりながら急ぎました。閉館間際に滑り込み、何日も残業して完成させた数十件の書類を提出。そして、所長に完了報告の電話。「本当にありがとう。おかげで無事に終了できました」という慈愛に満ちた声が聞こえてくると涙があふれ、達成感と役に立てたことの喜びでいっぱいになりました。

ロールモデルとして

転機が訪れたのは入所から9年目、出産のとき。未だ男性が多い司法書士の業界。そのころ、女性の司法書士が子育てをしながら働くという事例はなく、私も疑問を持つことなく退所しました。一年ほど経ったとき、所長から少し手伝ってほしいという連絡が入り、ずっと家の中にいることにストレスを感じていた私も快諾。そこから頻繁に手伝うようになり再入所しました。現在は、週に2日の出勤と在宅ワークやスポット的な業務を担うスタイルに落ち着いています。所長は同性ということもあり相談しやすく、「自分の予定や体調を最優先にして」と言ってくれるので、気持ち良く働けています。今後は、後輩たちのロールモデルとしてより良い働き方を追求していきたいと考えています。そして、一人でも多くのお客様に「三谷事務所に出会ってよかった」「三津澤さんでよかった」と言っていただけるような仕事をしていきたいと思っています。